新人スタッフインタビュー(2015)

2016年

平成26年度は,6名の新人を迎えました。就職して1年間経過した彼らに,広島大学病院を選択した理由や先輩薬剤師について,薬剤師という職業,同期の存在,休日の過ごし方,広島大学病院という環境について,インタビューしてみました。

広島大学病院(以下当院)を選択したわけは?

先輩薬剤師(以下先輩):まずは,数ある病院の中から当院で働こうと思った理由について教えてください。

14Ikura伊倉:病床数が多く,より多くの症例を経験できると考えたためです。また,薬剤部の人数も多いので,多くの薬剤師と接することができ,勉強できる環境にあるのではと考えました。

先輩:確かに病床数は746床で,薬剤師は54名と広島県内ではトップクラスの規模といえるね。さまざまな認定や専門職を取得した薬剤師も多く在籍しているし。

新本:さまざまな症例に触れられるだけでなく,そういった認定・専門職の習得や臨床研究の分野でも充実した環境が整っているとも思いました。

先輩:そうだね。また癌薬物療法認定薬剤師の研修施設でもあるので,早い時期から専門性の高い講義を受けられる,というのもほかでは見られない特色だね。

一ノ瀬:現在では,多くの病院で薬剤師の病棟業務が注目されていますが,当院では以前から病棟薬剤師の配置をおこなっていますよね。私は,薬剤師の病棟業務が病院全体に早い段階から浸透している点について特に魅力を感じました。

宮本:でも,自分の場合は広島で病院薬剤師として働こうと考えたときに,そもそも広大病院しか頭にありませんでしたよ。

先輩:おお(笑)

先輩薬剤師について

先輩:それでは次に一緒に働いている薬剤部の先輩たちについてはなにか感じているかな?

一ノ瀬:やさしいです。

奥貞:かっこいいです。

先輩:もう少し具体的に話してもらってもいいかな?

松山:知識が豊富で聡明で,日々一緒に仕事をしていてとても勉強になります。わからないことを丁寧に教えてくださるのでありがたいです。

宮本:優しい人が多いなと感じます。今はまだわからないことが多いですが,質問したら丁寧に答えていただけるので,本当にありがたいです。知識も豊富で,少しでも早く先輩に近づけたらいいなと思います。

14Shinmoto新本:常に気にかけて見守ってくれているという印象です。困ったときはヒントやアドバイスを与えてくれるけれども,最後は自ら解決し行動できるよう,背中を押してくれます。

先輩:知識が豊富,ということが挙げられたけど,どういうところでそれを感じる?

伊倉:薬剤部内の日常業務ももちろんですが,医師や看護師などほかの職種の人から信頼されて,チーム医療の一端を担う姿を見ていると特に感じます。私もそうなれるよう,目標としていきたいです。

先輩:目標としたい人がいれば,自分の能力を伸ばそうというモチベーションにもつながるし,日々の業務への姿勢も変わるかもしれないね。

「薬剤師」という職業について

先輩:実際に働き始めて「薬剤師」についてのイメージは何か変化した?学生のころに薬局と病院での実習はあったと思うけど。

14Okusada奥貞:薬局,病院あわせて5ヶ月の実習をおこなったので,ほぼイメージどおりです。ただ,就職してからは調剤の重要性と病院のリスクマネージメントへの薬剤師の積極的なかかわりをより感じています。

新本:調剤の重要性は自分も感じました。病院・薬局実習ではただの“薬の取り揃え”だと感じていましたが,用法・用量や患者さんの背景といった薬の適正使用を考慮しながらの“調剤”を行う意義を薬剤師になって実感しました。

一ノ瀬:調剤業務に加えて,製剤や抗がん剤調製,病棟での薬剤管理指導など,患者様の薬物治療に多方面から関わっていることが,働き始めてからより実感するようになりました。

先輩:実習で身につくスキルや知識は確かに多いけど,働き始めてはじめてわかることも多いと思う。実習中はあくまで学生だけど,働き始めたら一人の薬剤師として医療にかかわっていくのだし。

伊倉:そうですよね。就職前は,「薬剤師として責任を持つ」ということのイメージがわかなかったが,就職してからは「責任を持つ」ということの重要性とその難しさを日々感じます。

伸ばしていきたい能力

先輩:これまで,当院の環境や薬剤師という職業について尋ねてきたわけだけど,今の段階でこの環境の中でどんな能力を伸ばしていきたい?

新本:さまざまな問題に直面した際,解決・改善策を自ら考え提案し,それを実行に移せる能力を伸ばしていきたいです。

14Ichinose一ノ瀬:私は臨床の現場で薬学的知識を深めることに加え,他職種との連携を通じ,患者様によりよい医療を提供できる能力を身につけたいです。検査値や症状,患者様の訴えなどを総合的に見られるようになれたらと思います

先輩:どのように患者や他職種に関わっていけるか,関わっていきたいかを念頭において,日々励まないとね。

宮本:そうですね。あと,現時点では,全般的に薬の知識を身につけたいと思っていますが,せっかく大学病院に勤めているので,興味をもった分野についての専門性もゆくゆくは身に着けていきたいです。

同期の存在

先輩:2014年度は新卒の薬剤師が新しく6人薬剤部に入ってきたわけですが,今まで一緒に仕事をしてきてその同期についてどのような存在だと感じている?

松山:日々いい刺激をし合えるライバルですし,仲間です。

伊倉:仲間,尊敬している相手,切磋琢磨できる相手です。

一ノ瀬:仕事からプライベートなことまで何でも話すことができるいい飲み仲間ですね。

先輩:お互いに刺激をし合える仲間が多いのは心強いね。年によって同期の人数はまちまちだけど,今年は6人ということで,より同期による刺激というのが大きいように感じるな。

14Miyamoto宮本:気になることがあればまず同期に聞くようにしています。もし先輩しかいない環境だったらと想像すると,本当に同期の大切さがわかります。同期の人数が多くてよかったなと思います。何でも話せる関係にしていきたいと思っています。

仕事と休日

先輩:仕事の日以外にはどんなことをして過ごしている?

宮本:日々の業務は忙しいですが,基本的には土日祝日は休みなので,休日の予定は立てやすいです。休暇では大学仲間に会いに関西まで遊びに行ってきました。

松山:私は休暇を利用して,喜界島と奄美大島でシュノーケリングやモーターパラグライダーを楽しんできました。休暇を利用して,旅行に行く人は多いみたいですね。

休暇があることで気持ちがリセットされて,仕事もプライベートも充実した日々を送ることができています。

広島大学病院という環境

先輩:ここまで,いろいろ聞いてきたわけだけど,ほかに当院らしい特徴といえば何がありそう?

伊倉:週に一度の薬剤部内の勉強会でしょうか?部署を超えた情報共有をすることができます。

14Matsuyama松山:このほかにも1年目職員用の勉強会もあるので,学ぶ機会がたくさんあります。当院に隣接する広島大学で医療者向けの勉強会があることも多いので,参加する意欲も自然と高まります。

先輩:最初にも話題になったように,大学病院なので疾患の幅も広く,求められる個々の能力は高いので,日々の自己研鑽は欠かせない。ただ,そのための環境は十分整っているので,あとは自分の頑張り次第な部分は大きいと思う。ゆくゆくは先輩達以上に薬剤師してさまざまな場面で活躍できるよう,日々鍛えていってください。